結核と関係の深い疾患
結核は1950年(昭和25年)頃の日本では、死亡原因の第一位でした。現在は結核の治療法の研究が進みどんどんと患者数は減りました。しかし、現在においても結核の患者は出ており、治療を誤ると命を落とす方もいる重大な感染症です。
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結核と結核性髄膜炎
結核菌が感染することで併発する疾患では、脳や脊髄の表面をおおっている髄膜が炎症を起こす結核性髄膜炎があります。
結核性髄膜炎は発熱や頭痛、意識障害が早く進行して、難聴や失明、水頭症といった重い後遺症が残ることもある、現在でも死亡率の高い病気です。さらに進行して脳底髄膜炎を起こすことの多い病気でもあります。
結核性髄膜炎は亜急性に発症し、発熱や頭痛、嘔吐などの症状が出ることが特徴で、頭全体の強い痛みや首が硬くなり下を向くことが困難になります。さらに進行すると視力障害やけいれんを起こし、脳神経障害などの髄膜脳炎を併発することもあります。
結核性髄膜炎の検査は、髄液の検査、結核菌の塗抹検査・培養などを行い、白血球の増加、ツベルクリン反応で陽性、胸部X線で異常が診られる場合に、結核性髄膜炎と診断されます。
さらに頭部CTとMRI検査ではくも膜下槽の増強効果があり、病状が進んでいると結核腫の形成、水頭症や梗塞巣の合併があります。この時に仰向けに患者を寝かせ頭を持ち上げると、首が硬く強い抵抗を感じます。
結核性髄膜炎の診断には髄液が結核菌に感染しているかが重要になり、結核菌が検出された場合は直ちに治療を行う必要があります。
もし、治療が遅れると命に関わることになる恐れがあります。
結核性髄膜炎は後遺症が残る割合がおよそ25%といわれ、死亡する確率は20〜30%といわれています。
結核性髄膜炎はハッキリとした初期の自覚症状がありますので、このような異変を感じた場合はすぐに医療機関で診察を受けましょう。


